建設業許可取得にはどれくらい時間がかかる?
建設業許可取得にはどれくらい時間がかかる?
目次
1.結論:1.5ヶ月〜4ヶ月かかる
結論から申し上げますと、建設業許可の取得するには1.5ヶ月〜4ヶ月程度かかると言われています。
これだけ振れ幅があるのは申請準備期間や、申請先によってかかる時間が大きく変わるからです。
次の章以降で詳しく見ていきましょう
2.申請前と申請後に分けて考える
建設業許可を取得するまでの期間は、申請前の準備期間と申請後の審査期間を合わせて考えるのが一般的です。
- 申請前にかかる期間(準備期間)
- 必要な証明書の取得や申請書の作成といった準備が必要です。この準備が早く整えば、それだけ許可取得までの期間を短縮できます。
- 申請後にかかる期間(審査期間)
- 申請先での審査時間となります。審査期間は申請先や許可の種類によって異なります。審査期間は短縮することができないため、予め余裕を持ってスケジュールを立てることが重要です。
ポイント:短縮したいのであれば準備期間
許可申請後の審査期間いわゆる標準処理期間は、建設業許可において各都道府県ごとに定められており、原則として短縮することはできません。
では、許可取得までの期間を短縮するためにはどうすればよいかというと、申請前の書類作成や必要書類の収集、その他の要件をクリアするための準備を迅速に行うことがポイントです。これによって、許可取得までの全体的な期間を短縮することが可能になります。
3.許可権者の種類によって審査期間が変わる
(2) 標準処理期間
国土交通省HPより
ア 国土交通大臣許可については、おおむね 120日程度(都道府県の事務所に到達してから地方 整備局等の事務所に到達するまでおおむね30 日程度、地方整備局等の事務所に到達してからおおむね 90日程度)
イ 都道府県知事許可については、表1の各都道府県建設業許可事務担当課にご照会下さい。
審査期間(=標準処理期間)は上記のように定められています。
詳しく見ていきましょう。
①都道府県知事許可の場合
ポイント:審査期間は1ヶ月と定められていることが多い
各都道府県によって審査期間(標準処理期間)は違います。
一般的には約1ヶ月となっていることが多いです。
大抵自治体ごとに公開されていますので、確認するようにしましょう。
ポイント:最短での合計期間は1ヶ月半程度
先述の通り、申請前の書類作成や必要書類の収集、その他の要件をクリアするための準備が上記の審査期間に加えて必要です。
とにかく早く許可が欲しい場合には、申請前の準備期間を早める他にありません。
その準備期間を2週間程度と加味すると、最短でも1ヶ月半程度はかかるということになります。
ポイント:福岡県の場合審査期間は2ヶ月
福岡県の場合には、下記のように新規申請の標準処理期間が2ヶ月となっています。
②大臣許可の場合
先述の規定があった通り、申請後の審査期間は、一般的に3〜4ヶ月程度です。
おおむね 120日程度(都道府県の事務所に到達してから地方 整備局等の事務所に到達するまでおおむね30 日程度、地方整備局等の事務所に到達してからおおむね 90日程度)
ポイント:最短での合計期間は3ヶ月程度
こちらも都道府県知事許可と同様に、申請後の審査にかかる時間を短縮することはできません。
よって、できる限り早く許可を受けたい場合は、申請前の準備を短縮するしかありません。
とはいえ、申請は慣れていないと、準備する書類などに不備があったり、申請書類が間違えていて、より一層時間がかかってしまうということがありますので注意しましょう。
③申請する免許が知事か大臣かわからない場合は下記をご確認ください
建設業の許可は、許可を受けようとする者の「営業所」の設置状況によって、大臣許可と知事許可に区分されます。
区分の方法
建設業を営もうとする営業所が
・一つの都道府県の区域内にのみ存する場合
→都道府県知事が許可
・二つ以上の都道府県に存する場合
→国土交通大臣が許可
例を挙げると、
福岡県のみ営業所がある場合には、福岡県知事許可
福岡県と佐賀県に営業所がある場合には、国土交通大臣許可
となるわけですね。
詳しく知りたい方は下記からご確認ください
4.まとめ
以上、建設業許可申請がどれくらいの期間で下りるかの解説をいたしました。
当事務所は建設業許可を専門に申請代行を行なっております。
ぜひお気軽にご相談ください。
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