「さく井工事」の許可要件
専門行政書士が解説
「さく井工事」の許可要件
目次
1.さく井工事とは?
さく井工事とは、さく井機械を用いて井戸の掘削やさく孔を行う工事、またはこれに関連する揚水設備の設置などを指します。
さく井(さくせい)とは井戸を掘ること(特に深い井戸を指します)・試錐(しすい)は、さく井機械を使って地面に穴を掘っていき地下水をくみあげることです。
具体例
- さく井工事
- 観測井工事
- 還元井工事
- 温泉掘削工事
- 井戸築造工事
- さく孔工事
- 石油掘削工事
- 天然ガス掘削工事
- 揚水設備工事
①関連性の高い工事業種
造園工事と関連性の高い以下の業種の許可も取得すると、事業拡大に効果的です。
- とび・土工・コンクリート工事
- 管工事業
2.一般建設業の場合の専任技術者要件
①資格で申請する
以下のいずれかの資格を保有している場合、一般建設業におけるさく井工事の専任技術者になれます。
- 技術士(上下水道部門「上水道および工業用水道」・総合技術監理部門(上下水道「上水道および工業用水道」))
- 技能検定(さく井)※2級の場合は、合格後3年以上の実務経験が必要
- 地すべり防止工事士※合格後1年以上の実務経験が必要
②学歴かつ実務経験で申請する
上記資格がない場合でも、以下の学科を卒業し、なおかつ実務経験があれば専任技術者になれます。
- 対象学科
- 土木工学
- 鉱山学
- 機械工学
- 衛生工学
- 実務経験
- 高卒:5年以上の実務経験
- 大卒・高専卒:3年以上の実務経験
③実務経験のみで申請する
資格や学歴がなくても、さく井工事に関する10年以上の実務経験があれば専任技術者になれます。
3.特定建設業の場合の専任技術者要件
①資格で申請する
以下の資格のいずれかを保有している場合、特定建設業における造園工事の専任技術者になれます。
- 技術士(上下水道部門「上水道および工業用水道」・総合技術監理部門(上下水道「上水道および工業用水道」))
②指導監督的実務経験で申請する場合
指導監督的実務経験で申請する場合、一般建設業の専任技術者の要件しか満たしていない場合でも、4,500万円以上のさく井工事の元請工事を2年以上指導監督した実務経験があれば、特定建設業における専任技術者(または監理技術者)になることができます。
4.まとめ
以上、さく井工事の許可要件について解説しました。
当事務所は建設業許可を専門に申請代行を行なっております。
ぜひお気軽に下記からお問い合わせください
併せて読みたい記事
お問い合わせは下記から
お気軽にお問い合わせください。092−725−2275受付時間 8:00-19:00 [ 土日祝対応可 ]
お問い合わせ